意外と多い!スペイン語を学ぶ利点

皆さんは大学進学した時に第二外国語を勉強したい、もしくは必修で勉強した方がいると思います。僕も実際1年生のとき韓国語を勉強していました。(学習が比較的結構簡単だったからです。笑)

そんな中でスペイン語を学習する利点と学習する利点をまとめたいと思います。

学習するメリット

  • 発音しやすい
  • 母国語、公用語人口が多い
  • 英語と文法が近い。単語が似ているものが多い。

▶発音がしやすい

スペイン語は母音がとても少ないです。日本語と同じ、a , i , u , e , o のみになっています。読み方も同じ「ア、イ、ウ、エ、オ」になっています。
その結果、単語も読みやすいし書きやすいです。

「家」    
casa (カサ)     

「本」
libro(リブロ)

「友達」 
amigo(アミーゴ)

「大きい」
grande(グランデ)

カタカナ読みでも通じる単語が多いです。

勿論、スペイン語独特の読み方があります。例えば rr は「エレ」と発音しますが、巻き舌を使って発音します。
RとLの発音を明確にしています。pelo(髪)・pero(しかし)・perro(犬)など
発音を明確にしないと通じないです。

さらにhはほとんど発音しません。 ポルトガル語やフランス語、イタリア語などの
ヨーロッパ系言語の特有の特徴です。

「歴史」
historia(イストリア)

「息子」
hijo(イホ)          
  
「話す」
hablar(アブラール)  

「ホテル」
hotel(オテル)

このようにhは無視して発音されることがほとんどです。
しかし、Hanako、Haití など固有名詞はhは発音します。

▶母国語、公用語人口が多い

スペイン語は母国語、公用語人口が多いです。これは大航海時代にスペインが世界中の国々を植民地にしていた結果です。スペイン語を話している国と地域は以下になります。

カリブ海と北アメリカ


  • アメリカ
  • キューバ
  • プエルトリコ
  • ドミニカ共和国

プエルトリコはアメリカの自治連邦区であるので英語も話されます。英語とスペイン語のバイリンガルの方が多いそうです。
アメリカではスペイン語のネイティブスピーカーが4000万人、スペイン語と英語のバイリンガルが1160万人いると言われています。
スペイン語を話している地域は人数の多い順にロサンゼルス、ニューヨーク、マイアミとなっています。
ロサンゼルス、ラスベガス、ネバダ、コロラドなどの州や都市も名前もスペイン語から由来していますね。

中央アメリカ

  • メキシコ
  • グアテマラ
  • エルサルバドル
  • ホンジュラス
  • ニカラグア
  • コスタリカ
  • パナマ
スペイン語を母国語としている国で最も人数が多いのはメキシコで人数はなんと1億2000万人です。中南米で使われているスペイン語とスペインで使われているスペイン語が異差があるので悩みどころです。

南米出身の方に"Vosotros(あなたたち)"と言っても"?"ってなることもしばしあります。
南米出身の方に"coche"を車の意味で伝えても中南米ではベビーカーを示してしまったりします。

イギリス連邦加盟国でベリーズは、公用語は英語とされていますが、国民の半数以上が英語とスペイン語の両方を話すことができます。


南アメリカ

  • コロンビア
  • ベネズエラ
  • エクアドル
  • ペルー
  • ボリビア
  • チリ
  • アルゼンチン
  • パラグアイ
  • ウルグアイ

ブラジル以外の南米の国は全て公用語がスペイン語です。またスペイン語には2種類あり
「スペインの言葉」を意味する“エスパニョール(español)”と、「カスティーリャ地方の言葉」を意味する“カスティリャーノ“(castellano)”の2つがあります。北米や中米では“エスパニョール”が多く使われるのに対して、南米では「本場の正しいスペイン語」という意味として“カステリャーノ”を使う地域が多いです。


アフリカ

  • 赤道ギニア共和国
公用語を唯一し公用語として使われているのが赤道ギニア共和国です。
赤道ギニア共和国ではかつてポルトガル領だったためポルトガル語が第三公用語になっています。
ギニア共和国という似た名前の国がありますが、そちらではスペイン語はではなくフランス語が公用語です。


アジア

  • フィリピン
かつてはスペインの植民地でした。いまでこそはスペイン語を使用している人口は1パーセントに満たないですが、代わりに公用語に使用されているタガログ語にはスペイン語が語源になっている単語が多いです。

ヨーロッパ


  • スペイン
  • アンドラ公国
アンドラ公国ではカタルーニャ語を公用語として話しています。アンドラ公国はスペインとフランスの間にある小さな国で日常的にフランス語とスペイン語を話している人も多いです。

▶英語と文法が近い、単語が似ているものが多い。


スペイン語の基本的な語法は英語に近いです。

「私はよういちです。」
英語:     I am Yoichi.
スペイン語:  Yo soy Yoichi

"Yo" は「私は」と"I"の主語にあたる部分、そして"soy"は"am"にあたる部分で「~です。」という意味になります。"soy"はSER動詞と言います。また疑問文の作り方は肯定文に ¿ ~  ? 逆疑問符と疑問符で囲むだけでできます。また実際に発音するときは最後の語尾のイントネーションを上げます。

「あなたは学生ですか?」
英語:     Are  you a student?
スペイン語:  ¿Tú  eres  un estudiante?

スペイン語のeresはSER動詞の二人称単数の活用です。Túは「あなたは」という意味。英語の"You"と同じ意味です。つまりスペイン語の方は肯定文と形が同じですが、最後のイントネーションを上げることによって疑問文になります。
"un"は不定冠詞です。"a"と同じ意味になります。

またスペイン語の単語は英語の単語と似ているものも多いです。

「大学」
英語:    university 
スペイン語: universidad(ウニベルシダ)

「家族」
英語:     family
スペイン語:  familia(ファミリア)

「歴史」
英語:     history
スペイン語:  histria(イストリア)

「お茶」
英語:     tea 
スペイン語:  té(テー)

なんでこんなに英語とスペイン語に共通点があるの?


英語がラテン語の影響を受けることにより、同じ語群に属するドイツ語やオランダ語と違いが生まれた背景には、11世紀に起こった「ノルマン・コンクエスト」が関係しています。

ノルマン・コンクエストとは、フランスの北西部にノルマン人が建国したノルマンディー公国のギョーム2世が行ったイングランド征服のことで、1066年の戦いの勝利によって、イングランドはノルマン人に支配されることになりました。

それにより、イギリスの支配階級がフランス語を話すノルマン人で占められたことから、英語にはフランス語やラテン語から語彙を大量に取り入れられました。その結果、英語は西ゲルマン語群でありながら、西ラテン語族の特徴を多く持つ言語となったのです。
スペイン語も西ラテン語族に入るためスペイン語とフランス語も共通点が多いです。

最後に

こんな感じでスペイン語は世界中で通じるのでかなり便利です。
管理人もスペイン語のネイティブスピーカーの友達がいるので今なお学習中です。







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